安全都市宣言

昭和36年7月27日議決
 産業経済の成長と文化の向上は,われわれの社会生活を潤し豊かなものにしてきた。しかしながら,反面これに伴う工場災害,学校並びに家庭における災害,交通事故,火災等を誘発する機会が著しく多くなつたことも否めない事実である。わが呉市においても,今や近代的工業都市として発展途上にあるとはいえ,これら各種の災害が他都市の例にもれず頻発していることは,平素市民の深い関心を寄せ憂慮しているところである。
 この災害を防止するための措置は,従来からそれぞれの分野において積極的に実施されているが,政府においては,昨年以来7月1日を「国民安全の日」と定め,国民1人1人が,生活のあらゆる面の安全について注意するよう反省し,これを習慣化していく気運を高めんとしている。
 かかる事態に徴し,われわれはこの際呉市の各層に広く呼びかけ,これを全市的な運動として強力に盛り上げ,市民の安全意識を啓発することが緊要であると痛感するものである。
 よつて,われわれは「国民安全の日」制定の意義を理解し,本市における各安全組織の有機的連携のもと市民生活のすべての面において安全を確保し,明るい住みよい町をつくるべく,ここに呉市を「安全都市」とすることを宣言する。

  昭和36年7月27日

呉市議会